ZAICOでは現在「エンジニア」や「マーケター」など各職種の採用を積極的に行っています。
現在、全メンバーがフルリモートで勤務をするZAICOでは、「社内の雰囲気ってどんな感じ?」」「コミュニケーションはどうやってとってるの?」など、フルリモート特有の内部イメージがつきにくい部分があることも事実です。
そこで今回、代表の田村 壽英さんとiOSエンジニアの上川 啓后さんに、ZAICOの”環境”、”文化”、そして”未来”に焦点を当てて、内部のことを聞いてみました。
田村 壽英 (たむら としひで):
株式会社ZAICO代表取締役。ITコンサルティング会社からSaaS型クラウドサービス会社を経て、2016年10月に株式会社ZAICOを設立。
上川 啓后(うえかわ けいご):
プロダクト開発チーム iOSエンジニア。WEBエンジニアとしてのバックグラウンドを持ち、2019年株式会社ZAICOに入社。現在は主にアプリの画像認識やAIなどの先端技術をメインにモバイルアプリ”かざしてzaico”の開発に携わっている。
入社の決め手:リモートだけじゃない、働き方の魅力
ーまず、上川さんの現在のポジションと業務内容を教えてください。
上川:
ZAICOには2019年に入社して、もう4年半くらい経ちます。
これまでもエンジニア畑にいて、その中でもWEBエンジニアをやっていました。
入社してからはiOSエンジニアとして、主にアプリの画像認識やAIなど先端技術に取り組んでいます。
今は”かざしてzaico”*をメインに開発担当をしています。
*かざしてzaico:物品情報の登録とその入出庫までの一連の在庫管理をスマホを操作することなく、スマホのカメラにかざすだけで行なえるモバイルアプリ
ー入社された経緯は何だったのでしょうか?
上川:
転職活動する時の第一条件は”リモートワーク”ではあったんですけど、ZAICOについて調べていたら旅をしながら仕事をしているメンバーの記事を見つけたんです。
リモートワークできる会社は他にもあるけど、旅をしながらリモートワークしてる人が実際にいる会社は珍しいと思ったし、その自由な社風に惹かれました。
環境:ハッカソンから新しい発明が生まれる
ー自由な社風は実際入社してからも感じられますか?
上川:
そうですね。
業務内容自体もZAICOは自分で色々なことを決めることができる。
「これやりたい」と言ったら誰も「やるな」とは言いません。
私はiOSエンジニアですが、iOSに関わることだけをやっているわけではなく、広い領域に携わっています。
ある程度自分で業務内容をコントロールできるのはすごく良いと思いますね。
「これ面白そうだな」「これ必要なんじゃない?」と思ったらまず手を動かすことができる。
ハッカソンも3ヶ月に1回くらいの頻度でやっているので、そういったアイデアを自由に形にできるタイミングも会社としてありますし。
ー具体的にZAICOのハッカソンとはどういった内容でしょうか?
上川:
3ヶ月に一度2日間、何を作っても良いという制度です。もちろん”なんでもOK”なわけではなく、ZAICOの存在目的である「ものの情報を集め整え提供して、社会の効率をよくする」に沿ったプロダクトや環境などが対象です。
2日間がっつり作ったら、3日目にみんなでピザを食べながら発表します。
発表方法は自由で、資料を作る人、ビデオで録画する人、実演する人。全員フルリモート勤務なのでオンラインにはなりますが、エンジニアみんなの前で発表します。
ちなみに、私の近所にはピザ屋もないしUber Eatsも圏外なので、たまにひと山超えて買いに行きます。笑
もちろんピザじゃなくても全然いいんですけどね。
田村:
ZAICOでは昔からハッカソンの制度があるんです。
自由に作れる時間を与えたらきっと面白い発明が出てくると思い、始めました。
実際にプロダクトに実装された機能も沢山あります。
上川さんに取り組んでもらっている”かざしてzaico”もハッカソン発プロダクトなんですよ。
文化:フルリモートでも壁がない、安心して働けるメンバーと
ーある程度の自由度をもって個人が裁量を持てるということは、メンバー同士の信頼関係が構築されてるからこそできるのかな思います。実際のところ社内の雰囲気ってどんな感じですか?
上川:
入社したばかりの時、代表の田村さんにつきっきりで毎日1時間、オンボーディングしてもらったんです。
プロダクトの使い方だったり、コードの書き方など幅広いことを教えてもらいました。私は入社当初iOS未経験だったので、すごく助かりました。
まあ、その時に感じたのが「何を言ってもやっても許される」な、と。笑
良い意味で代表だからって身構える必要がない。
会社代表との間に壁を全く感じず、とても良い時間を過ごせました。
「トップがこんな感じだったら、不安になる必要もないだろう」と安心してZAICOに馴染めたんです。
組織は当時に比べたら大きくなったけど、あの時から社内の雰囲気は変わってないですね。
全員がフラットで壁を作らず色々教えたり教えてくれたり、しょうもない話がし合えるメンバーがZAICOには多いんです。
田村:
最近は人数が増えてきたので、僕自身が上川さんにオンボーディングをした時のようにメンバーひとり一人と交流があるかといったらそうではないので、正直寂しいです。
でもどんなに人数が増えても安心して働いてもらうためにも私含め全員が壁を作らないような雰囲気にしたいと思っています。
私はその人に自由にやってもらうことに何か爆発力があると信じています。
上層部と壁があると遠慮してしまったり萎縮してしまったりして安心して自由に力を発揮できなくなる。それだけは避けたいんです。
ー上川さんが感じていた”自由な社風”は田村さんのそういう思いからきているんですね
田村:
良いものが作られる状況は2パターンあると思ってて。
1つは”苦しい時に生まれる発明”、もう1つは”自由に面白くてやって生まれた発明”です。
ZAICOの歴史を振り返っても両方あったと思います。
でも私の中では後者の「自由に面白くやってたら結果すごい発明になったよね」という方が好きなんですよね。
それを意識して、壁を作らず、ルールを決めすぎず、ある程度自由にできる環境を作ろうとしています。
上川:
「自由にできる」っていうのには、大きな安心感が元にあると思うんです。
昔、不具合を起こしたことがあって、田村さんに相談した時に「いやいや、こんなの不具合と言わないですよ」と軽く言っていただいて、フッと肩の力が抜けたんです。
その後落ち着いて不具合に対処し、不具合について振り返ることができました。
そういうのってすごくありがたくて、この大きな安心感がZAICOの自由な社風に繋がっているんだと思います。
田村:
社風って色々あると思うんですけど、先ほど言ったように私はみんなに自由に楽しくやって、面白い発明を生み出して欲しい。
だからこそ安心して自由に発明できる環境を提供したいと思ってます。
完全に僕の考えを押し付けるだけになってしまうと、僕の考え以上のものは発明されない。
せっかく色んな人が集まってくれているのに、個人を生かせないのは勿体無いじゃないですか。
未来:在庫管理がなくなる社会へ
ー安心して色んなことに挑戦できる環境なんですね!今後はiOSエンジニアとしてZAICOで何を実現したいですか?
上川:
今まさにとりくんでいる”かざしてzaico”をしっかりプロダクトとして仕上げることが直近の目標です。
もちろんそれがゴールではなく、最終的に「在庫管理というプロセスをなくす」ことを実現したいと思っています。
「どうやったら在庫管理をなくせるんだろう」「どうやったら在庫管理がなくなる世界になるんだろう」と常に考えてますね。
日々そこに一歩でも近づけるプロダクトを作る、それが私の今までもこれからもやるべきことですね。
田村:
私たちは「在庫管理する人をなくす」という会社としての目標を達成する必要があります。
でも、実際は1つのプロダクトに色々な機能がついて複雑になってきているなと正直思っています。これは改善する必要がある。
簡単に使えないと結局使わなくなるじゃないですか。
それでは本末転倒です。
「簡単に使える」という軸をぶらさずにプロダクトを作る必要がある。
上川さんが今取り組んでいる”かざしてzaico”はまさにそうですよね。
親しみやすく、簡単に使える。その軸がはっきりしているプロダクトなのでとても気に入っています。
こんな人と一緒にZAICOで働きたい!
ー現在絶賛採用中とのことで、ZAICOでどんな人と一緒に働きたいですか?
上川:
作ることを楽しむために、他のメンバーと協力し合える人がZAICOに向いていると思います。
全員がフルリモートという特殊な環境ですし、まだ成長過程の会社で課題も沢山ある。
そんな中で作ることに集中できる人、そんな環境を楽しめる人が良いと思います。
それにプロダクトである”zaico”自体もまだまだこれからです。
未だに整ってない部分もあります。
例えばですが、プロダクトに古いコード、プログラム、言語自体がメインで使っているものと違ったりと過去の遺産が残っている状態です。
そのレガシーなコードが意図しない不具合を突然引き起こしたりしている。
そこに対応する必要もあるし、チーム全体で対応できるような仕組みを作らなきゃいけないと思っています。
そこも一緒にやっていただける方、大歓迎ですね。
田村:
ZAICOは幸いにも新しいメンバーが増え、会社として成長しています。
しかし、組織が急速に拡大すると、社内での意思疎通や目線合わせが難しくなるという課題に直面しています。
それでも私たちは「自由な社風」を大切にしているし、これを維持したいと考えています。
今のZAICOにおいては、会社全体としての方向性を明確にしながら、社員が自由に活動できるための仕組みを作る必要があります。
もちろん個人によって力が発揮できる状況やスタイルは違うので、全員に活躍の場が与えられる、そんな組織を目指しています。
そんな整っていない状況でも「こうしたら楽しいですよね」とポジティブに話せる人がZAICOでも楽しめると思います。
あとは在庫管理に興味がある必要はないんですけど、「在庫管理をなくせる」みたいな、世の中を変えることに対して楽しんで取り組める人が向いていると思いますね。
ー田村さん、上川さん、ありがとうございました!