フルリモートだから働けた、フルリモートだから不安だった

主な役割   採用・広報など
主な仕事場所 東京都自宅

諦めかけたキャリアの救い「フルリモートワーク」と
新しい働き方の不安を救ったZAICOのルール

3人目の子供を妊娠して、もう働くことは無理かなと諦めていました。
ちなみに仕事は大大大好きです。

でも、まだ子供二人は小さく、送迎にも日々往復2時間近く使っていましたし、主人は朝早く夜遅い仕事。
仕事が終わって、子供を迎えに行って、家に帰って、
夕飯を急いで作って、夕飯を食べさせ、片付けて、お風呂に入れて寝かせて…

仕事も家事も大好きでしたが、とにかく1日が慌ただしくて、
ここにもう一人加わった時のことを考えると、
正直普通のオフィスワークは難しいと感じていました。

ZAICOの基本的な考え方は「数値目標を持たない」「自分で自分の仕事を決める」「承認は取らない」です。

「ほーほー面白そう!なんでも自分の自由だ!目標によるプレッシャーもない」
と呑気に考えていました。

ただ、いざ仕事を始めてみると、今までそんな働き方をしたことがないので、
正直戸惑うことも多かったです。

どんな仕事をするのか、それをいつまでにやるのか、
その目標も含めて何も上からは降りてきません。

というか上はいないので、自分が社長の気分です。

なので、自分の作業ペースが適切なのか、自分のアウトプットの質はどうなのか、
そもそもこの仕事をやることが正解なのか…

仕事を進めれば進めるほど不安が大きくなったのを覚えています。
フルリモートワークだから、オフィスの時のように隣の人にちょっと相談、
という感じじゃないのも、その時はつらかったです。

その上、他のメンバーに相談しても、「それでいきなさい!」と
決定的な答えをもらえるわけでもなく、
もんもんとしていたこともありました。

でもそれが「承認は取らない」ということなのだな、と。
これが仕事の責任なんだ、と社会人11年目でお恥ずかしい限りですが痛感し、
今まで一緒に仕事をしてきた全ての人に謝りたい気分になったのを覚えています。

もちろんメンバーは相談に乗ってくれ、様々な観点で意見はもらえますが、
最終的に「これでいこう!」と決めるのは自分なのだと思うと、
少し慎重になり、なかなか前に進めない時もありました。

60%の状態でも良いからとにかくアウトプットしてみようというものです。
結局私たちの仕事が正しいかどうかは、ユーザーしか答えを持っていない。

ユーザーの反応が良くなければ、すぐに方向転換します。
60%ルールだと、その方向転換もしやすく、短いサイクルでベストな答えを探していけます。

60%でアウトプットするのは苦手、というメンバーもいますが、
怖気付いて前に進めない私にはぴったりで、むしろ救いだとすら思っています。

60%ルールが苦手なメンバーがいるのもそれはそれで良いと思っています。
良い成果を残すための仕事の仕方がそれぞれ違っているのも当たり前かな、と。
お互い自分のやり方を強要しないのも、ZAICO社の文化です。

60%でまずは良いんだ、と思えると、そこからは
やったことのない領域の仕事でも挑戦しやすくなりました。
自分の領域を広げられることはやはり嬉しいことです。

あと、「ちょっと相談」ができないことに関しては、
途中から「雑談モーニング」という時間ができたので私の悩みは解消しました。